柴胡桂枝湯
症例
風邪が2週間くらい長引いており、昼間は熱が出ないが、夕方になると熱っぽくなる。食欲がなくなり、口の中が粘つき、みぞおちから脇にかけて重苦しい感じがする。軽い頭痛と肩こりがあり、上半身が汗ばむ。柴胡桂枝湯を7日分服用したところ、徐々に口の中がさっぱりしてよく眠れるようになる。みぞおちや、脇の重苦しい感じが取れ、頭痛や肩こりも楽になる。
こんな症状が出たら服用しよう
みぞおちから脇にかけて重苦しい感じがして、口の中がねばついたり、苦しくなったりして、食べても味がよくわからなくなる。疲れていたり、ストレスを抱えて胃に不快感を感じる場合用いる。
ポイント
①舌にやや乾燥した白苔がある。
②よく使われる漢方剤で、みぞおちのつかえ、口の違和感、のぼせ顔、上半身が汗ばむ傾向がありストレスが抱えている場合、ほぼこの柴胡桂枝湯が使われる。
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似た症例で用いる漢方薬
◆小柴胡湯
胸や脇が苦しく、食欲不振で口の中が苦い。気持ちが悪いが便秘や腹満はない。軽く咳が出ることもある。
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◆参蘇飲
夏風邪が長引いたときに用いる。発熱していて、頭痛があり、咳が出る。また、痰が切れにくい。くしゃみ、鼻水はない。老人性肺炎に用いることもある。
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