桂枝湯
症例
夏風邪で微熱と頭痛鼻水の症状があり、体が重くだるい。熱は37℃前後で少し寒気がある。食欲は普通、日中気温が上がると汗ばむ(発汗傾向にある)。桂枝湯を3日分飲んだところ、桂枝湯の作用により汗が出るが、体のだるさが取れ、それに伴い頭痛や鼻水が楽になる。3日分服用して熱も平熱に戻った。
こんな症状がでたら服用しよう
頭痛、悪寒、発熱があり、やや赤ら顔で汗ばみやすい。夏はかなり発汗することもあるが、冬は部屋を暖かくしないとわからないときもある。鼻水や軽い嘔気などがある。風邪の初期に用いられる。
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似た症例で用いる漢方薬
◆香蘇散
感冒の初期、本格的に風邪を引き込む前に(くしゅんとしたくしゃみ)飲むとよい。
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◆小建中湯
いつもお腹がゆるい人で、疲れると動悸や寝汗をかき、桂枝湯を飲んでも改善しない場合用いる。
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