血圧が低いから健康は誤解!?多くの日本人が誤解している血圧の話
血圧の定義
血圧ってそもそもなに?と聞かれて答えられますか?
血圧とは以下の計算式から求められます。
血圧=心拍出量×抹消血管抵抗
心拍出量とは心臓から出る血液量
抹消血管抵抗とは血管での血液の流れにくさ
このような計算式だったのですね。
血圧を低くする方法は、血液量を減らすか、血管を開くかのどちらかということです。
血圧が高いってどういう状態?
血圧が高いの状態とは、血管が細くなっていることに加えて、大量の血液が流れてるという状態です。
例えば、ホースでの放水を考えてみてください。口の部分を狭めると水の勢いが強くなりますよね?これが狭まりすぎたり、水の量が大量に出たりした時に、ホースが裂けて水漏れします。血管にも同じことが言えます。
じゃあ血圧はどれくらいが適正?
実は、その人に適正な血圧というのは分かりません。
加齢により血管は固くなっていきます。ですので、血圧も高くなっていきます。歳をとれば高血圧気味になるのは、ある種当然の事なのです。
血圧が高くなれば心筋梗塞、脳梗塞、脳出血のリスクがある。となれば低い方が良いんじゃないか?という推察から「血圧は低い方が良い」という結論に至ります。
血圧は低ければ良いわけではない
血圧が低すぎると疲れやすくなります。
圧力が低くなる事で、血の巡りが悪くなるのです。特に脳への血流量が低下すると、ボーっとしたり、めまい、立ちくらみの症状が起きます。
ある高血圧の高齢の患者さんが、降圧薬を飲むようになってから無気力になった、という話を聞いたことがあります。必ずしも血圧が低い状態が良い、という訳ではありません。
薬で血圧を低くする→脳に流れる血液量が減る→めまい、立ちくらみを引き起こす
このような悪循環を引き起こす可能性もあります。要はバランス。血圧の数値ばかりを気にして、不健康になってしまっては本末転倒です。
降圧薬の年間売り上げ
『日刊薬業』が発表した'15年度の医療用医薬品製品別国内売上高15位以内に、降圧剤はいくつも入っている。具体的にはオルメテック(739億円)、ミカルディス(611億円)、アジルバ(590億円)、ブロプレス(585億円)の4つ。
血圧をめぐる大誤解〜「数値が下がればそれでいい」わけがない(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
その金額の高さに驚かされます。
製薬会社にとっては降圧薬はドル箱なのです。本当は昔ながらの安い薬でも血圧を低くすることは可能です。医師は効きが悪い。と言いますが、適正に使用すれば問題なく血圧は低下します。製薬会社と医療界の癒着が垣間見えるデータです。
薬を飲まずに血圧が高くない、その状態が1番良いということを忘れないでください。
薬で降圧したからといって、高血圧症が治ったわけではありません。
どうすれば治る?
運動してください。薬で治そうとはせず、自分の力で治す努力をしてみて下さい。
高血圧の多くの原因は生活習慣病にあります。
今一度自分の生活を振り返ってみてください。
オススメはジム通いです!
最近のジムはウェイトトレーニングだけじゃなく、色々な器具と運動を楽しめる工夫がなされています。
また、必ずしも運動をしなければ痩せない訳ではありません。
薬のいらない体づくりを心がけましょう!
身体を壊してから健康のありがたみを知る…そんな事だけは無いようにして下さい!