成績をぐんぐん伸ばしてくれる塾の選び方【前編】
子供に塾通わせる、もしくは塾に通いたいけれど、どういった塾がいいんだろうと悩んでいる方!
私の塾講師経験を踏まえて、色々ご紹介していきたいと思います!
高校生にも通じるところはありますが、基本的に公立の小学生高学年〜中学生向けに書いています。
具体的な塾の選び方は後編に書いてあります。てっとりばやく知りたい方は後編をどうぞ!
塾に通うべき?
そもそもの疑問ですね。
答えはYesです。
もしご家庭にお金の余裕があるのならば、通うことに越したことはありません。日頃から勉強できる子でも通った方が良いと思います。(しっかりと本人に意思を問いましょう。)
なぜなら、基礎問題は難なく解けても、応用問題はそうはいきません。公立中学の応用問題はたかが知れています。
また、塾の先生が「この子はもっと上のレベルにいけるな」と思えば、もっと難しい問題やその先の単元に触れることができます。その時点で周りと差がつくのです。
その後の受験を見据えるならば、学校の進みよより早く範囲を終わらせなければならなりません。
特に中高一貫校の学生は中学1、2年の段階で、中学生の範囲を終わらせてしまいます。中学3年生からは高校の勉強が始まるのです。これが普通の公立中学校では、高校入試1ヶ月前くらいで中学の範囲が終わります。
中学3年生の時期に受験勉強をやっていた子と、1ヶ月間受験勉強をした子では、差が歴然です。高校受験は定員制ですので、差が開けば開くほど合格する見込みが低くなるのです。
進研ゼミや家庭教師を雇っている
多くの人が進研ゼミをやっているのではないでしょうか。親目線から見て「あ、進研ゼミを毎日真面目にやっているなぁ。」と思うのであれば、継続して続けた方が良いと思います。学校の成績も悪くないし…。しかし安心することなかれ!!(不安にさせたい訳ではない)
井の中の蛙、大海を知らず
進研ゼミから塾に鞍替えするのを勧めている訳ではないです。
進研ゼミは継続してやってもらって構わないので、塾やその他教育機関がやっている模試を受けさせましょう。
上には上がいます。その状況を鑑みて改めて考えてみてください。
家庭教師を雇っているのであれば、先生に任せましょう。親の立場として、模試を受けさせたい意向を伝えた方がよいと思います。
学校の先生に任せられない
学校の先生はレベルが低いだとか、そういうことを言いたい訳ではありません。
学校の先生は基本的に忙しすぎるんです。クラス内の雰囲気は当然として、成績表を書いて、部活を見て、生徒指導をして、生徒の親にも気を配っています。勉強に特化して教えられないのが現状です。特に人口の多い場所では1人あたりに掛けられる時間がどうしても足りません。
クラスに1人くらいは手を焼く生徒もいるとは思いますので、なかなか先生を頼れないという現状があります。
かといって、塾を持ち上げる訳ではありません。学校では学校でしか学べないものがありますし、塾では塾でしか学べないものがあります。
どちらも蔑ろにする事はできません。
なぜ教育にお金をかけるべきか
厚生労働省の基本統計(平成29年)の調査結果によれば、
大卒の平均初任給は20.6万円
高卒の平均初任給は17.9万円
大卒の平均月収
男性の場合39.8万円、女性の場合29.1万円
高卒の平均月収
男性の場合29万円、女性の場合21万円
月10万円の差がありますので、年間で120万円くらいの差がありますね。当然学歴が上がってくれば、収入に差が出てきます。
確かに、今は大企業に勤めても一生安泰という時代でもありませんし、大卒でも雀の涙しかもらえない人も、高卒でもバンバン稼いでいる人もいます。
金勘定の話だけするのも良くないので、ほかの話をします。
起業家や政治家、また有名企業の役員の多くが東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学などの超有名校を出ています。
人生の転機になる運命的な出会いをする可能性が大きいのです。勉強を真面目にやってきた人間だけが得られる最高のチャンスと言わざるを得ません。
個人的には、大学は教育機関であってブランドではない、と思いたいところです。しかし、このような現状があるのは事実です。
(後編へつづく)